吉永小百合、123本目の映画で「初おばあちゃん役」 山田洋次監督の新作で「幸せです」

スポーツ報知
フォトセッションに臨む吉永小百合

 女優・吉永小百合(78)が、山田洋次監督(91)の新作映画「こんにちは、母さん」(9月1日公開)で、初めて「おばあちゃん役」を演じることになった。この日、都内で行われた完成報告会見で、心境を語った。

 13日に誕生日を迎えたばかりの吉永。64年の女優人生で123本目となる今作で、初のおばあちゃん役に挑んだ。山田作品では「母べえ」(08年)、「母と暮せば」(15年)に続く“母3部作”の集大成といわれている。

 「こんにちは―」では吉永と俳優・大泉洋(49)が親子役で初共演することが話題に。これだけでなく、女優・永野芽郁(23)とおばあちゃんと孫の役設定であることが、この日、正式に発表された。容姿は若々しいだけに、常識的なイメージのおばあちゃん像とは異なりそう。

 役のためにショートカットにした吉永は、山田監督から「おばあちゃん」を演じることを相談され、即答で快諾。ところが、少し考え直してみて「早まったかな」と不安に襲われたという。それでも、自分の年代的なものを考えて納得。完成作を見て「やってみてよかった。幸せです」と新境地に充実の表情を見せた。

 「こんにちは、母さん」は、離婚問題や娘との関係など悩み多き大会社の人事部長(大泉)が久しぶりに実家に帰省するも、母(吉永)の様子が違うことに気づく。服装もおしゃれに変わり、恋愛をしていることが判明。息子は母の異変に動揺し、そこから親子、家族のさまざまなやり取りが始まる。演劇界を代表する脚本家・永井愛氏の戯曲が原作。2001年初演を見た山田監督が構想を約20年間温めて、満を持しての映画化となった。

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