【日本ハム】矢沢宏太、エスコン初戦三刀流デビュー 代打→右翼から救援1回無失点「出力上げていけた」

スポーツ報知
二刀流として出場した矢沢宏太

◆オープン戦 日本ハム1―3西武(14日・エスコンフィールド)

 待望の瞬間に、エスコンのボルテージが最高潮に達した。1―3の8回。「ライトの矢沢がピッチャー」のコールは、新球場初戦に集まった1万1061人の大歓声にかき消された。日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手(22)=日体大=が、プロ入り後初の投打同時出場。「(ファンと)距離が近く、一緒に野球をやっている感覚だった」と笑顔でベンチを飛び出した。

 先頭打者に四球を与えたが、6番・山村には得意のスライダーを打たせて右飛。続く蛭間との“ドラ1対決”も高めのスライダーで空を切らせ「力を入れずに出力を上げていけた」。2死から清水が二盗を刺し、1回無安打無失点と堂々の結果を残した。

 新たな二刀流像を示した。5回2死から代打で登場し空振り三振に倒れると、右翼の守備へ。2度の守備機会をミスなくこなした。7回の攻撃中にベンチ裏のブルペンで約20球を投じ「準備しすぎたくらい」と8回からマウンドに上った。その裏は再び打席に立ち、空振り三振で交代した。新庄監督は「今日は試し。例えば伊藤(大海)くんが7回まで投げて、左打者の時に矢沢くんが投手で伊藤くんライト。で、1人抑えたら戻してみたいな」と、矢沢を“野手兼ワンポイント”で起用する構想を明かした。

 新球場の象徴は、左翼席後方に建設された5階層の「TOWER 11」。既成概念の打破を体現した存在として、大谷翔平(エンゼルス)とダルビッシュ有(パドレス)が日本ハムでつけた背番号11にちなんで名付けられた。新二刀流の「12番」は、「他の人より出場している時間が長い。責任を果たせるように」。新球場元年から、新たな歴史を紡ぐ。(内田 拓希)

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