駒大が二子玉川で大学駅伝3冠報告会 ユーミンがサプライズで登壇「輝きたいという思いは同じ。これからも応援を続けます」

駒大駅伝3冠達成報告会にサプライズで登場した松任谷由実(左は田沢廉)(カメラ・池内 雅彦)
駒大駅伝3冠達成報告会にサプライズで登場した松任谷由実(左は田沢廉)(カメラ・池内 雅彦)

 2022年度に出雲駅伝(10月)、全日本大学駅伝(11月)、箱根駅伝(1月)を完勝した駒大が14日、東京・世田谷区の二子玉川駅前で大学駅伝3冠達成報告会を開催した。選手寮から最寄り駅の二子玉川駅には地元住民、さらに全国から多くの駅伝ファンが集まり、駒大の偉業を改めて祝福した。

 3冠を花道に今月末で監督を退任し、総監督に就任する大八木弘明監督は「選手あっての優勝です。選手へ大きな拍手をよろしくお願いします」とあいさつすると、大きな拍手が沸き起こった。23年度に向けては「駒沢から世界へ。2年連続の大学駅伝3冠。ふたつのテーマを目指してやっていきます」と、さらなる高みを目指す考えを明かした。

 大八木監督の後任として4月から監督に昇格する藤田敦史ヘッドコーチは「大八木から重責を引き継ぎます。大八木と同じく熱意を持って駒大を率いていきたいと思います。今後も引き続き、応援をよろしくお願いします」とあいさつ。身内に「敬称」をつけないことは一般常識でもあるが、それを徹底している藤田コーチらしく所信表明した。

 4年間、駒大のエースとして活躍し、4月からトヨタ自動車で箱根の山より高い頂きを目指す田沢廉(4年)は「昨年の世界陸上(1万メートル20位)ではまだまだと感じた。今年の世界陸上では結果を残したい」と力強く話した。

 報告会の最後には、選手寮の近くに自宅があり、駒大駅伝チームと親交が深い音楽プロデューサーの松任谷正隆、シンガーソングライターの由実夫妻がサプライズで登壇し、大八木監督と藤田ヘッドコーチに花束を贈呈し、会場からは一段と大きな拍手が沸き起こった。ユーミンは駒大駅伝チームに対し「皆さんと私は世界は真逆というくらい違いますが『輝きたい』という思いは同じです。これからもずっと応援を続けます」と優しげな笑みをたたえながら呼びかけた。

 会場には大八木監督と「2ショット」撮影ができる顔出しパネルも設置され、報告会の前後には多くのファンが列をつくった。

駅伝3冠達成報告会で入場する駒大・大八木弘明監督(カメラ・池内 雅彦)
駅伝3冠達成報告会で入場する駒大・大八木弘明監督(カメラ・池内 雅彦)

駒大駅伝3冠達成報告会にサプライズで登場した松任谷由実(左は田沢廉)(カメラ・池内 雅彦)
駅伝3冠達成報告会で入場する駒大・大八木弘明監督(カメラ・池内 雅彦)
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