北島康介氏、7年ぶりに試合出場「歴史と思い出のつまった辰巳で」東京都マスターズ大会にエントリー

スポーツ報知
北島康介氏

 競泳男子平泳ぎで2004年アテネ、08年北京両五輪連続2冠の北島康介氏(40)が、7年ぶりに試合に出場することが分かった。13日に自身のインスタグラムで発表した。

 参加するのは今月19、20日に東京辰巳国際水泳場で行われる「東京都マスターズ大会(25m)2022」。北島氏は「今週末、辰巳国際水泳場で行われるマスターズの大会にエントリーしました。試合としては7年ぶり」と報告。「歴史と思い出のつまった辰巳でFunスイムしたいと思います。完全なる練習不足ですが、最後の辰巳に多数のオリンピアンが花を添えてくれます」とつづった。

 「東京都マスターズ大会」は過去の五輪選手が出場する大会。会場となる東京辰巳国際水泳場は93年に開業し、競泳の日本選手権をはじめ、アーティスティックスイミングなどの数々の大会が行なわれてきた“水泳の聖地”。21年開催の東京五輪では水球の会場として使用された。しかし新たな水泳の拠点として「東京アクアティクスセンター」が新設されたことから、19年3月に、辰巳国際水泳場をアイスリンクに改修することを公表。今月31日いっぱいで閉館することが決まっている。

 北島氏は高校3年生だった2000年、シドニー五輪に初出場し100m平泳ぎで4位入賞。04年アテネ、08年北京の両五輪で100mと200mの平泳ぎで金メダルを獲得し、2大会連続で2冠に輝いた。16年4月に参加したリオ五輪の代表選考を兼ねた日本選手権の男子200m平泳ぎ決勝で5位となり、5大会連続の五輪出場を逃して現役引退を表明した。

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