昨年の全日本大学駅伝20位の愛工大が箱根駅伝予選会に挑戦 コース重複の日本学生ハーフマラソンで「足試し」

第100回箱根駅伝予選会に挑戦する愛工大の奥野佳宏監督(右)とエースの吉田椋哉
第100回箱根駅伝予選会に挑戦する愛工大の奥野佳宏監督(右)とエースの吉田椋哉

 昨年11月の全日本大学駅伝(名古屋市~三重・伊勢市=8区間106・8キロ)で20位だった愛工大が10月14日開催予定の第100回箱根駅伝予選会に参戦することが12日、分かった。

 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は昨年6月、第100回大会の参加資格を従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に広げることを発表。全国の大学が予選会への参加が可能になり、難関を突破した場合、2024年1月2、3日に行われる第100回記念大会の出場権を獲得する。愛工大はこの日、予選会のハーフマラソンとコースの大部分が重複する日本学生ハーフマラソンに8人が出場し「足試し」。序盤の陸上自衛隊立川駐屯地滑走路、起伏に富んだ終盤の国営昭和記念公園内などコースの特徴をチェックした。奥野佳宏監督(47)は「チーム全員で箱根駅伝という大きな目標にチャレンジしたい」と意欲的に話した。

 箱根駅伝予選会に向けて、関東勢以外としては昨年11月に全日本大学駅伝21位の皇学館大が最も早く参戦を表明した。その後、同18位の立命大も挑戦を決定。昨年9月の日本学生対校1万メートルで日本人トップの4位に入った亀田仁一路(じんいちろう、3年)を擁する関西大も出場を検討している。

 ただ、関東勢以外にとってハードルは高い。昨年11月の全日本大学駅伝では優勝の駒大から15位の日大まで関東勢が上位を独占した。8区間106・8キロの全日本大学駅伝よりハーフマラソン(21・0975キロ)の10人の合計タイムで争う箱根駅伝予選会の方が関東勢と関東勢以外の差は広がることは確実視されている。

 それでも、愛工大は果敢に箱根路へ挑戦する。「厳しい戦いになることは覚悟していますが、箱根駅伝予選会出場に向けて新たなチャレンジをすることでチームのレベルアップにつながります」と奥野監督は力強く話す。

 この日の日本学生ハーフマラソンで1時間5分20秒でチームトップの144位となった吉田椋哉(2年)は「きょう初めてのハーフマラソンでしたが、ほぼ目標通りのタイムで走れました。箱根駅伝予選会の出場が決まってからモチベーションが上がっています」と充実した表情で話した。

 昨年10月の箱根駅伝予選会でぎりぎりの10位で通過した国士舘大の総合タイムは10時間48分55。1人平均は1時間4分53秒5。気象条件は異なるものの単純計算では、愛工大はエースの吉田が10人いても通過ラインに届かない。それでも、箱根への道を目指す。「日本では箱根駅伝を知らない人はほとんどいないですよね。そういう大会に出たいという気持ちは強いです」と吉田は言葉に力を込めて話した。

 第100回箱根駅伝の出場枠は未定だが、90回、95回の記念大会では従来の21チームから23チームに増枠された実績がある。増枠があったとしても狭き門で高い壁であることに変わりはないが、愛工大、皇学館大、立命大などは「箱根への道」を目指す。

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