【竹田麗央の250ヤードショットの極意〈6〉】バンカー越えのアプローチは緩めずに振り切る

スポーツ報知
【良い例】バンカー越えのアプローチは、やや左足体重でインパクトで緩めない

 バンカー越えのアプローチ。ピンに寄せたい気持ちが先行して、結果的にバンカーに入ってしまい大たたき…。そんな経験をした人も多いと思います。今回は、ミスしないバンカー越えのアプローチをレッスンします。

 私の場合、40~50ヤードのバンカー越えのアプローチでは、58度のウェッジを使用します。そしてインパクトで緩めずに、やや左足に体重をかけた状態で、決めた振り幅をしっかりと振り抜くことだけを意識しています。この距離だと肩から肩の振り幅でOKです。

 アマチュアのみなさんは、球に当てたい意識からインパクトで緩めてしまう傾向が強いようです。当てて終わるインパクトだと、ダフる場合が多く、目前のバンカーに球が吸い込まれます。この時点でパーセーブの確率はかなり低くなります。

 また、バンカーを嫌がって球を上げようとすると、体重が右足に残るので、ボールの下にヘッドがうまく入らずトップします。グリーンをはるかにオーバーしたり、アゴが高い場合は、バンカーに突き刺さることもあるので、こちらも大けがにつながります。

 アプローチがバンカー越えになった場合、バンカーを意識せず、しっかりと振り切る素振りを何回かするといいでしょう。打ちたい距離と振り幅を決めて、フィニッシュで体の正面が飛球線方向に向くように意識します。

 あとはロフト角を信じて、しっかり振り抜きます。これでバンカー越えのショットは怖くなくなりますよ。21日配信予定の次回はバンカー内のトラブルについてです。(取材協力=くまもと中央CC)

 ◆竹田 麗央(たけだ・りお)2003年4月2日、熊本県生まれ。19歳。母親の影響で6歳から競技を始める。叔母は1993、94年と賞金女王に輝いた平瀬真由美。熊本国府高在学中の21年日本女子オープンでローアマ獲得。同年11月の最終プロテストに合格した。ドライバーの平均飛距離は250ヤード以上を誇る。22年のポイントランキングは58位。趣味はプロ野球観戦。ヤマエグループHD所属。166センチ、68キロ。

ゴルフ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×