◆オープン戦 阪神―巨人(12日・甲子園)
3―4と逆転された6回無死一、二塁、原辰徳監督が球審に堀岡から大江への投手交代を告げると、球審からボールを受け取って自らマウンドへ。堀岡隼人投手に直接、声をかけた。
オープン戦では異例の光景となった。
3―1と2点リードのこの回から登板した堀岡は9日に育成選手から支配下再登録後初登板となったが、打者5人に21球を投げて2安打、3四球でアウトを取れず逆転を許して降板。代わった大江が適時打を浴び堀岡の失点は4となった。
試合後、原監督は「何て言っていいか、言葉が出ないね。あれだけ、まだできる人だと思っているんだけどね。こっちはね。彼はまだ若いわけだからね。せっかく積み上げてきているわけだからね。もう一つ二つ積み上げてほしいなと。兄貴心であり、親心でありというところですね」と話した。