◆オープン戦 阪神5―3巨人(12日・甲子園)
阪神が逆転勝ちを収めた。先発の才木が3回1安打無失点と好投。4回に左腰の張りから復帰し、初めて左翼で先発出場したノイジーが二塁打の後、佐藤輝の左飛で三塁へタッチアップ。好走塁から先制すると、2点を追う6回に板山の2点打などで逆転に成功した。2番手で登板したB・ケラーは2回2/3を3失点。予定の3イニングを投げ切ることができなかった。
以下は岡田監督の試合後の主な一問一答。
―ノイジーが打って、守って好走塁もあった
「なあ。3打席立てたからなあ。守れたしね。次は公式戦しか(甲子園に)帰ってこんからなあ」
―走塁もそつがなかった
「キャンプの時からベーランとかでも一生懸命走っていたから。それは問題ないと思っていたからなあ」
―3番起用はシーズンを見据えてか
「いや、きょうはもう、きょうだけ打順よ。お前、そんなもん」
―大山が1番・DH
「いやあ、1打席でも(多く)立つしかないやろ」
―大山の状態は
「いやあ、それは悪いやろうな。これでよかったら大変やんか、ほんなもん。悪いからヒットでえへんの方がええやんか」
―復調までは可能な限り打席に立たせる
「もう次からは1番せえへんけどな。きょう限定で、1打席でも(多く)立たしてなあ。DHで、ベンチでちょっといろんなことを(考えたり)な。(今後は)もうDHはないわけやけど、ちょっとそういう意味もあったけどな」
―大山は技術的な問題か
「いやあ、技術的じゃないやろ。練習でいい感じで打ってる時もあるんやけどな。ボール球振ってたらよくならないわ。それはもう、みんなの基本やな。やっぱり素振りにせよ、練習でもストライクを打つ練習をしてるんやからな。それを低いボール球ばっか振ってたら、そら当たらんわ。それはもう打席の中で自分が見極めせんとしょうがないやん。俺らがお前、投げた瞬間に打つなと言われへんやんか、見送れって。崩されるからスイング悪いんやんか、結局な。自分のいいスイングができないのは、タイミングが合ってないからやろ。それはもう打席の中で自分がタイミングを合わすしかないやんか。そこまで、打席の中までこっちがアドバイスできへんわ。そこまでの準備の段階ではできるけど、打席に入ったら一人やからな。自分でそないしてタイミングの取り方とか、そういうことをやらなあかんよ、そら」
―才木は順調
「中5(日)やったしな。最初から3(回)でええわ言うて。次からちゃんと空けて投げるけどな」
―ケラーは良くなかった
「こないだファームで抑えてたとかなんか言ってたけど。だから、まあ上で投げるんだったらな、今日でも3回やん。一回りなわけやから。その辺をどうかなと思ったけど、今日の感じではしんどいよな。2ストライク追い込んで、先頭パーンと打たれたり。そのへんの細かさというか、慎重さとか、そんなんが全然ないわな」
―2軍で再調整
「そうなると思うよ。ピッチングコーチがな、そらもう、そんなん、ないよ。投げるとこはないと思う」
―浜地が2試合連続で9回に登板
「どっかでなあ、連投というか。あったかいしな。これから遠征、ビジター行って、ちょっと寒いかも分からんしなあ」
―リリーフ陣の順番は
「もう全然決めてない、決めてない、それは」
―板山が好調キープ
「なんかええ時に打ってるから、ものすごい打ってるように感じるよな、あいつな、ずるいやっちゃ。打率見たら全然打ってないんだよ、あれな。何か印象に残るとこでなあ、打つからそういうイメージになるわな。ええ当たりしても正面いくやつもおるしな、そんなもんや、やっぱりな」
―印象の残るのも必要
「やっぱりチャンスで打ってるんやろなあ。そういうとこやろな。打ってほしい時に打ってる、そういう感じ受けるよな、うーん」
―久々に原監督と対戦
「まあでもオープン戦やからそんなもん、おーん」
―巨人の印象は
「向こうも岡本とか大城とかもいないし、それはやっぱりなあ、今年の印象というか、あと外国人なあ。ちょっとスコアラーから聞いたけど。まあ、まだそれはちょっと分からへん、この時期にな。WBCもやってるからなあ、おーん」