男子110メートル障害で昨年の世界選手権(米オレゴン)代表の村竹ラシッド(順大)が11日、オーストラリア・シドニーで行われた「シドニートラッククラシック2023」で、13秒25(追い風0・3メートル)の自己ベストをンマークして優勝。8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の参加標準記録(13秒28)を突破した。
初の世界舞台となった昨年の世界選手権は、予選敗退。2台目のハードルに激しくぶつかり「立て直すのに精いっぱいだった。持ち味の後半の加速も出せなかった」と悔しさをにじませながらも「この舞台に立つことに意義がある」と前を向いていた。