◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍 7―3 日本ウェルネススポーツ大(11日、ジャイアンツ球場)
巨人3軍は11日、プロ・アマ交流戦で日本ウェルネススポーツ大を7―3で下し、今季対外試合初勝利を挙げた。
日本ウェルネススポーツ大の「2番・二塁」で先発出場した黒江哲平内野手(2年)は、元巨人V9戦士で遊撃手として活躍した黒江透修氏(ゆきのぶ、84)の孫。「おじいちゃんが1番の憧れの人なので、小学校時代からショートをやりたいと言っていて。今はセカンドですけど、内野にこだわりはあります」と言うように、守備では祖父譲りの軽快な動きを披露。4回先頭、大津の右翼ファウルゾーンに飛んだ打球を最短距離で追いかけて、背面の体勢で好捕。「上空は風があって流されたんですけど、フェンスを恐れずに打球を追ったことがあのプレーにつながったかなと思います」と振り返った。
打撃でも3回の第2打席では、1死一、二塁から右前へ運ぶタイムリーを放った。「手応えのあった内容でした。おじいちゃんが入っていた球団のグラウンドでできたのは感謝しかないですね」と話した。
高校は神奈川・東海大相模に進学。3年春の県大会でベンチ入りはしたが、不完全燃焼に終わった。日本ウェルネススポーツ大は首都大学野球2部に所属している。「1番の目標はプロ。もっと高いレベルでやれるように、頑張っていきたいと思います」と力強く言い切った。