少林寺拳法 富良野、連覇と地元総体金1号目指す・・・今夏北海道総体前哨戦 いざ「春・選抜」へ(3)

スポーツ報知
十勝岳を背に選抜大会での健闘を誓う富良野高選手

 富良野は、昨春の全国高校選抜大会女子団体演武で3年ぶり優勝、高校総体で準Vだった。今夏の北海道総体では、少林寺が全競技のトップ(7月21~23日、旭川)。松本みのり主将(新3年)は「選抜で連覇、その勢いで地元総体では道勢金メダル第1号を目指したい」と目を輝かせた。

 団体戦出場6人中、新3年は2人だけのチームを、松本が心技両面でリードする。経験は豊富だ。同校OB青木賢隆部長(54)が指導する富良野光明寺道院で富良野扇山小4年から少林寺を始め、5年生で全道王者。富良野東中1年で全国中学単独演武を制した。高校でも1年から高校総体出場(単独演武11位)。2年の総体では優勝を目指したが、まさかの準決勝敗退。団体戦も春・夏連覇を逃し、悔しさを今年にかけている。

 目標はOGで19年の全国高校選抜で団体演武、自由単独演武2冠、高校総体団体も制した中野なつみ(明大3年)。中野のダイナミックな演武を見習い、主将の重圧に悩んだ時も、元主将の中野にLINEで相談。「自身が、練習に一生懸命取り組む姿勢を示せば、みんなついて来てくれるよ」と助言を受けた。松本は「自分も中野先輩に続き選抜2冠、地元高校総体で最高の結果につなげたい」と力を込めた。(小林 聖孝)

 〇…富良野選手はほとんどが、高校から競技を開始。昨年の選抜女子規定単独演武・準Vの小野響子(新3年)は中学までバスケット選手で今回、堀川彩愛(新2年)との自由組演武、団体で優勝を目指す。女子規定組演武の佐藤菜々美は陸上、松下絢葉(共に新2年)はスキークロカン選手だった。松下は高校入学後、演劇同好会に入ったが、少林寺のかっこ良さにひかれ入部。「伝統の熱量あふれる演武で、頂点を目指したい」と健闘を誓った。

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