女優の桜庭ななみ、北村有起哉らが10日、映画「有り、触れた、未来」(山本透監督)の初日舞台あいさつを都内で行った。
相次ぐ自死のニュースに心を痛めた山本監督の「命の大切さを伝える映画を作りたい」という思いに若手俳優らが賛同し企画が立ち上がった作品。撮影は宮城県でオールロケを敢行しており、恋人を事故で失ったバンドマンの女性を演じた桜庭は「震災復興の映画ではないですが、明日で震災から12年がたちます。きょう映画が公開されるのは意味があると思っています」と思いを込めた。