サッカー日本代表の森保一監督(54)、アーティスティックスイミング(当時シンクロナイズドスイミング)の1988年ソウル五輪銅メダルの小谷実可子氏(56)、立大男子駅伝チームの上野裕一郎監督(37)が10日、東京・豊島区西池袋の立大池袋キャンパスで行われた「立大スポーツウエルネス学部開設記念講演会」に出席し、指導方針などについて意見交換を行った。
ベスト16に進出した昨年のW杯に続き、26年W杯まで日本代表を率いる森保監督は「私が選手にしてあげられることは、できる限り多く選手たちの(クラブの)試合を見ることです」と選手を選考する上での基本的な考えを改めて示した。また、アスリートが目標を達成するプロセスについて「目標から逆算するのではなく、好きなことを続けて目標にたどり着くこともあります」と持論を展開した。
今年の第99回箱根駅伝(1月2、3日)に大会史上最長となる55年ぶりの“返り咲き”出場を果たし、18位となった立大を率いる「日本一速い監督」の上野監督は「箱根駅伝で戦うだけではなく、世界で戦える選手を育成することが目標です」と話した。
現在、立大の講師も務める小谷氏は8月の世界マスターズ水泳で30年ぶりの競技復帰を目指してトレーニングを続けている。