◆千葉県支部春季大会◇中学生の部▽2回戦 松戸中央ボーイズ10―1流山ボーイズ=5回コールド=(3月5日・柏市金山柏ボーイズグラウンド)
この春、3季連続となる全国大会に挑む松戸中央ボーイズが今年初の公式戦で流山ボーイズにコールド勝ち。「昨年(春夏ベスト16)以上を目指してバットをしっかり振り込んだ」と井垣茂人監督(50)。初回から成果を見せつけた。
先頭・堀尾の中前打から好機をつくり、5番・小林の右前適時打などで4点。さらに1死三塁から7番・佐々木が右中間に運ぶなど、この回一挙6点を奪った。「去年秋の大会では全然打てなかった」という佐々木は4回にも右翼線に適時打。50メートル走6秒3のレギュラー外野手の復活に指揮官は「努力が実った」と目尻を下げた。
打力強化に一役買ったのは昨年導入したスローボールマシン。「速い真っすぐを想定しながら引きつけて打ったので、緩い球にも下半身が崩れなくなった」と佐々木は強調する。緩急で勝負する流山のサイド右腕から初回に松戸中央が放った4安打のうち3本が逆方向だった。
投手の仕上がりも順調だ。昨年11月の春季全国大会千葉県支部予選決勝(VS京葉)で好投した1年生・福井が先発4回1安打1失点と好投。5回は小島が3人で締めた。井垣監督が全幅の信頼を寄せる大坂主将は「エースの宮尾が投げなくても勝てるようになってきた。全国大会では長打に頼らず小技も使って泥臭く点を取る自分たちの野球をしたい」と大舞台を見据えた。
◇松戸中央登録メンバー ▽2年生 大坂啓汰 宮尾日色 小林論次 福和田啓太 山口瑛大 佐々木幸祐 堀尾弘汰 二宮樂 植村祥成 二ノ宮凌颯 小島咲郎 田中彪吾 秋元陽翔 岡安裕真 増田来翔 細田晴斗 荒井浩太朗 中口春陽 野田珀心 濱島子龍 鈴木琥太郎 ▽1年生 倉方湊都 福井勇翔 鈴木颯 城戸駿