女子ソフトボール 聖隷クリストファー、初の全国に挑む・・・全国高校選抜静岡県代表紹介「春にはばたけ」

スポーツ報知
初の全国大会に臨む聖隷クリストファー女子ソフトボール部

 聖隷クリストファーが初の全国舞台に挑む。昨秋の県大会で初優勝を飾って出場権をつかみ、練習に打ち込む選手たちの「目の色が変わりました」と中山令監督(47)。18日の1回戦の相手は山梨学院。昨年の選抜、総体とも全国準Vの強豪だが、ナインに気後れはない。「優勝候補とやれるのはうれしい。全力を尽くして挑戦したい」と片桐妃夏主将(新3年)は闘志をのぞかせた。

 県決勝で飛龍を8―4で破るなど、持ち味は攻撃力。ナインは1日最低500回の素振りを繰り返して鍛えてきた。4番を務める片桐は、中学まで愛知の硬式野球クラブで男子と一緒にプレー。「以前は外角が苦手でしたが、左中間にも長打が打てるようになった。チームを救う一本を打ちたい」と燃えている。

 5番を務める左腕エース松下紗梨(新2年)も「楽しみです」と鹿児島での戦いを見据える。浜松入野中時代は掛川のクラブチーム「5START」で主戦を務めて、全国優勝に貢献した。内角を攻める強気なピッチングが武器で、豊富な経験を投打に生かす。

 4月には人工芝の専用グラウンドも完成する予定。全国で結果を出して、聖隷ナインが新たな時代をつくっていく。(里見 祐司)

 〇…松下をリードするのは、もともと投手の守屋麗華(新3年)。正捕手が不在で中山監督が悩んでいた新チーム結成時、野球部監督の上村敏正校長から「肩の強い選手がいい」とアドバイスされて登用した。守屋も「全体が見えて、指示を出すのが楽しい」と前向きに取り組んでおり、校長からもキャッチングなどのアドバイスを受けてきた。本塁打も打てる1番打者でもあり、「ジャイアントキリングを起こします」と打倒・山梨学院を誓った。

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