松山競輪のナイターG3、開設73周年記念「金亀杯争覇戦」がきょう9日、開幕する。4日間、S班の守沢太志、郡司浩平、松浦悠士を中心に熱戦が繰り広げられる。高知G1「全日本選抜」で準Vと気を吐いた守沢を推すが、底力断然の郡司や、清水裕友との中国ゴールデンタッグが魅力の松浦も差はわずか。地元の松本貴治、渡部哲男らも上位進出を狙う。また、最終日には121期生による「ルーキーチャンピオンレース」が行われる。こちらは真鍋智寛が地元Vへ気合満々だ。
守沢は「全日本選抜」決勝、苦しい展開から立て直し直線強襲。勝った古性優に迫って2着。あらためてタイトルが手に届く位置にいることを示した。今回は北日本の一班が4人だけで、他地区との連係が増えそうな構成だが、今の切れ味なら展開不問で突っ込んできそう。
郡司は「全日本選抜」で白星なしに終わった。深谷知との前後入れ替わりで、今後のビッグでの戦い方に幅を持たせたが、それも結果が出てこそ。今回は自力主体に攻めて見せ場を作る。
「全日本選抜」でピリッとしなかった松浦。今回は追加だが、盟友の清水が調子上向きで楽しみな開催になった。四国の香川、松本、渡部らと力を合わせて今年初優勝をもぎ取るか。