【社会人野球】 WBC日本代表・宇田川優希の背中を追う仙台大の後輩 TDK・佐藤亜蓮が5回無失点の好投

公式戦デビューのマウンドで勝利投手になったTDK・佐藤(カメラ・浜木俊介)
公式戦デビューのマウンドで勝利投手になったTDK・佐藤(カメラ・浜木俊介)

◇JABA東京大会▽第3日 TDK2―0エイジェック(8日・浦安市運動公園)

 仙台大時代、WBC日本代表の宇田川優希(オリックス)の2年後輩だった佐藤亜蓮投手(22)が、エイジェック戦に先発して公式戦デビュー。5回2安打無失点の好投で、勝利投手となった。

 声を発しながら、気合を前面に出して投げ込む最速150キロ右腕。この日は、140キロ台前半のストレートを軸にエイジェック打線を力で抑え込んだ。与四球は、初回の先頭打者に対する1つのみ。制球も安定していた。佐藤は「自分は、真っすぐで押すのが持ち味。甘い球もありましたが、気持ちで押し込めました」と振り返った。ベンチで見守った佐藤康典監督(53)は「向かって行く気持ちがあり、球の切れもいい。期待通りのピッチングだった」と言って目尻を下げた。

 最終目標は、もちろんプロ。宇田川や、同じく仙台大の先輩で育成から今年の開幕投手に指名されるまでに成長した大関友久(ソフトバンク)の名前を挙げ「身近な人が活躍するのを見ると、自分も頑張らなければと思います」と言葉に力を込めた。

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