箱根駅伝V駒大の田沢廉、米国での1万Mを終え「収穫が結構あった。日本記録とか全然見えた」

米国から帰国した田沢廉
米国から帰国した田沢廉

 今年の第99回箱根駅伝(1月2、3日)で初の大学駅伝3冠を達成した駒大の田沢廉(4年)が7日、米国・ロサンゼルスで行われた中長距離競技会「The TEN」を終えて帰国した。タフなレースで27分28秒04のセカンドベストをたたき出し、「収穫が結構ありました。自己ベストを出したのが3年生の12月で、そこから思うように走れなかった部分などがあった。今回は挑戦して27分28秒だったので、次が見えました」と充実の表情で語った。

 同走した昨年の世界選手権1万メートル9位のJ・クレッカー(米国)は、田沢にとって具体的な目標になったという。「届きそうだと感じた。5000メートルの持ちタイムはクレッカーが全然速いので自分にはそこが足りないとも感じましたし、数年かけて勝てるようにしていきたい」。

 駒大のユニフォームを着て走る集大成のレースを終え、4月からはトヨタ自動車へ。相沢晃(旭化成)の持つ日本記録(27分18秒75)更新もしっかりと見据え「今回のレースを通して、今後どのような練習をすれば良いのかが明確になりました。次に記録を狙うレースをするなら、日本記録とかも全然見えた」。確実な手応えを持って、次のステップに進む。

スポーツ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×