大垣競輪開設70周年記念G3「水都大垣杯」の決勝が最終日の7日、準決勝を突破した9選手によって第12Rで争われた。単騎で臨んだ犬伏湧也(27)=徳島・119期=が、最終ホーム9番手から一気のかましで後続を引き離し、2着に5車身差の逃げ切り快勝。2021年5月のデビュー以来、初めてG3を制覇した。2着はまくりが届かなかった古性優作。3着には山口拳矢が入った。犬伏の次回出走予定は18日から別府で行われるG2ウィナーズカップ。
犬伏「記念は初優勝なのでうれしいです。緩んだり波ができたら、すかさず行こうと決めていた。ホームはだいぶ緩んでいたので、自分が仕掛けられるタイミングになりましたね。残り1周だったから、いつもより短い距離だったし、バックでいつもタレそうになるところで踏み込めたので、勝てるかな、と思った。全日本選抜からずっと調子が良かった。自分のやってきたことが今回の結果につながったと思う。こんなに早く競輪祭の権利が取れたのはうれしいです。次のウィナーズでも見せ場を作れるように頑張ります」