TCK(特別区競馬組合)は6日、大井競馬所属のマンダリンヒーロー(牡3、藤田輝信厩舎)が、米サンタアニタパーク競馬場で行われるサンタアニタダービー・G1(4月8日=日本時間9日、ダート1800メートル)に遠征すると発表した。地方競馬所属馬のアメリカ遠征は史上初。
同馬は昨年6月にデビューすると、無傷の4連勝でハイセイコー記念・S1を制し、今年初戦の雲取賞・S3で2着に好走した。すでに「2022年度サンタアニタダービーポイント」の対象競走終了時点で270ポイントを獲得。大井競馬所属馬に出走枠が設けられている選定馬の条件である200ポイントをクリアしていた。ここまでの成績は5戦4勝。
大井競馬場とサンタアニタパーク競馬場は、1995年から友好交流提携を結び、2019年から同レースへの出走枠が設けられている。同レースは、ケンタッキーダービー・G1の米西海岸の前哨戦として位置付けられており、過去の勝ち馬にサンデーサイレンスなどが名を連ねている。
藤田輝信調教師「目標としていたサンタアニタダービーへの出走が叶い、結果を出したいと意気込んでいます。好走してその先にあるケンタッキーダービーへ出走できたらと思っています。全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」