男子マラソンの山下一貴、箱根駅伝Vの駒大・大八木監督から「いつかは日の丸を背負え」と言われていた

スポーツ報知
東京マラソンの一夜明け会見に出席した山下一貴(カメラ・手島 莉子)

 東京マラソン(5日)で日本歴代3位の2時間5分51秒をマークし、日本人トップの7位に入った駒大出身の山下一貴(三菱重工)が6日、都内で一夜明け会見に出席。「自分より周りの方々が喜んでくれているのがうれしい」と大学時代から駅伝ファンの間で人気を博した“イチタカ・スマイル”を見せた。

 東京五輪6位の大迫傑(ナイキ)も破る快走にも「日本人トップで取り上げてもらうのはうれしいですが、7位なので」と冷静に振り返る。30キロから一時、先頭集団を引っ張ったが、海外選手がスパートをかけた35キロからはついていけず。「対応できませんでしたが、そこまで離れなかったっていうので、どうにかできたんじゃないかなという思いはある」と反省点を口にした。

 駒大時代は、箱根駅伝でエース区間の2区を3度も担った。当時から大八木弘明監督には「いつかは日の丸を背負え」と鼓舞されており「日本代表」は山下にとって憧れだ。今大会の結果で目標に大きく近づき「世界大会に出るからには、結果を残さないといけない。出るだけの大会にはしたくない」と夢はより具体的なものになった。

 10月15日に行われる24年パリ五輪日本代表選考会(MGC)の出場権は既に獲得済みだが、8月の世界選手権(ブダペスト)挑戦も視野。「まだ何とも言えないですが、そういう調整もやってみたい」と前向きに話した。

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