【楽天】“代魔神”宮森智志が今季初セーブ、勝ちパターン入りを猛アピール

最終回を無失点で締めた宮森
最終回を無失点で締めた宮森

◆オープン戦 日本ハム4―5楽天(5日・札幌ドーム)

 楽天・宮森智志投手(24)が5日、日本ハムとのオープン戦(札幌D)で今季初セーブをマークした。1点リードの9回に登板し、1回無失点。勝ちパターン入りを猛アピールした右腕は「シーズンに入ったらああいう(僅差の)展開で投げていきたいので、そういう意味ではゼロに抑えられてよかった」と頬を緩めた。

 WBCに出場する松井裕の“代魔神”としてミッションを完遂した。5―4の9回にマウンドに上がった。味方の失策と四球が絡んで2死一、二塁のピンチを招くも、最後は清宮をチェンジアップで三邪飛斬り。渡辺佳がカメラマン席に身を乗り出して捕球する好プレーに何度もグラブをたたいて喜んだ。

 昨季はデビューから22戦連続無失点の日本タイ記録も樹立。何度も修羅場をくぐって成長してきた。石井監督も「去年の経験がすごく生きている。ああいう状況になってバタバタと慌てるんじゃなくて、打者をしっかりと抑えきる経験が生きている」と称賛。“2年目のジンクス”を吹き飛ばす快投に期待をかける。

 2月の沖縄キャンプでチームを離れる松井裕から「長く不在になりますが、その間は西口と宮森に盛り上げてもらえればなと思います」と“盛り上げ隊長”の指名を受けて「名前を出していただいてありがたかった」と感謝した。

 酒居、西口、安楽、鈴木翔らとの競争は続くが、「いい場面で投げることは大歓迎。選手としての信頼度も高くなる」と宮森。現状に満足せずさらなる高みを目指す。(長井 毅)

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