「2大会連続の五輪にチャレンジしてほしい」MGC獲得の大迫傑に佐久長聖高時代の恩師、両角速監督がエール

9位でゴールした大迫傑(カメラ・堺 恒志)
9位でゴールした大迫傑(カメラ・堺 恒志)

◆東京マラソン(5日、東京都庁スタート~東京駅前ゴール=42・195キロ)

 男子マラソンは、デソ・ゲルミサ(25)=エチオピア=が2時間5分22秒で優勝した。駒大出身の山下一貴(25)=三菱重工=が日本歴代3位の2時間5分51秒で日本人トップの7位。日本人2位(全体8位)にも駒大出身の其田健也(29)=JR東日本=が続き、日本歴代4位の2時間5分59秒でゴールした。

 21年東京五輪6位で前日本記録保持者で現歴代2位(2時間5分29秒)の大迫傑(31)=ナイキ=は2時間6分13秒の日本人3位(全体9位)と堅実に走り、2024年パリ五輪マラソン日本代表選考会(MGC、10月15日・東京)の出場権を獲得した。

 大迫の長野・佐久長聖高時代の恩師で、現在は東海大を率いる両角速監督(56)は教え子の走りについて「いつも通り、序盤は存在感を消して、終盤から勝負するレースでしたね。残り1キロから伸びなかったのは残念ですが、MGCの出場権を獲得する狙いを確実に達成したのはさすがですね」と高く評価した。次の大一番となるMGCに向けては「傑はマラソンの経験が豊富になりました。冷静に走って2大会連続で五輪出場権を獲得して、パリで再び世界にチャレンジしてほしい」と両角監督は大迫に熱いエールを送った。

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