1月の第99回箱根駅伝で大学駅伝3冠を達成した駒大・田沢廉(4年)が現地時間4日、米国・ロサンゼルスで行われた中長距離競技会「The TEN」に出場し、27分28秒04でフィニッシュした。世界選手権1万メートルの派遣標準記録(27分10秒00)と、相沢晃(旭化成)の持つ日本記録(27分18秒75)の更新を狙ったが、目標達成はならなかった。
田沢は、先頭集団でレースを進め、400メートルを64~65秒前後のペースを維持。だが、7600メートルあたりで先頭が2人に絞られ、ついていくことができなかった。
米国・アルバカーキでの強化合宿に向かう2月の出国前、田沢は「27分10秒切りの良い練習ができている。手応えはある」と話し、世界選手権の派遣標準記録についても「切りたい」と意欲を示していた。