◆オープン戦 日本ハム9―6楽天(4日・札幌ドーム)
楽天・島内宏明外野手(33)が日本ハムとのオープン戦(札幌D)に「5番・DH」で今季実戦初出場。初回の初打席で適時打をマークし「今日は楽しく野球ができた」と満足そうに振り返った。
1―0の初回1死一、二塁の好機でサブマリンの鈴木が投じた低めのシンカーを捉え右前に運んだ。「初打席はとんでもない三振をするかもしれない」と“マン振り三振”を予告していたが、この言葉とは裏腹に幸先のいいスタートを切り、「まずはバットに当たったので第一関門クリアです」と笑みを浮かべた。
今季は自身のテーマとして「ガッツ」を掲げる。日本ハム時代に強打の2番でならした小笠原道大(現巨人3軍打撃コーチ)のような活躍を思い浮かべ、「どの打順でも出られる準備はしておきたいなという気持ちと、今まで打ったことのない打順を打ってみたい」と「開幕・2番」を熱望している。
一方で、石井監督は「まだ全てを決めているわけじゃない」とフランコ、浅村、阿部との兼ね合いを見ながら打順を決める方針。日本ハムとの開幕戦(エスコン)は30日。スコアボードのどこに「島内」の名前が刻まれるのか。(長井 毅)