上山キアヌ久里朱「バキ」見て気合入りまくり サーフィン日向プロ準々決勝進出

スポーツ報知
笑いながら引き上げる上山キアヌ久里朱(右)と、大原洋人

◆サーフィン ホワイトバッファロー 日向プロQS3000第3日(4日、宮崎・日向市お倉ケ浜海岸)

 男子4回戦が行われ、22年ワールドゲームズ日本代表の上山キアヌ久里朱がこの日最高となる8・25点をマーク。2本合計15・25点で3組1位となり、準々決勝に進んだ。準々決勝以降は最終日の5日に行われる。

 会心のライディングをみせた上山は、なかなか浜辺から動けなかった。

 「右足の中指がつっちゃって、変な方向に曲がってしまって…」助けようと近付いた同組2位通過の先輩、大原洋人が爆笑するほどの悶絶ぶり。試合時間の30分で全力を出し尽くしすぎたのか「思ったより気合入ってました」と照れた。

 試合時間残り11分を切ってから、浜に近いエリアで3発のターンを決め、そのままつないでもう1回ターン。8・25点をたたき出した。「最後までつなげきる意識」は、今大会で初めてコーチについている河村カイサさんの教え。昨年チャレンジャーシリーズで試合巧者の他選手にペースを乱され「一度も自分のサーフィンをさせてもらえなかった」経験から、学んでいる勝つための戦い方を学び中。8・25点を出したのも、優先権がない時に助言通り他の選手から離れて待ったことでつかんだ波だった。

 前夜はネットフリックスで人気格闘漫画「刃牙(バキ)」のアニメ版を「1話のつもりが5話」見てしまい、気合は入ったが寝落ち。5日に行われる準々決勝以降に向け「今日は1話だけにして(5日は)朝4時半に起きます!」と元気よく宣言していた。

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