【船上カメラマン】1キロ3640円!高級魚続々!マハタ絶好調!!大原港・松栄丸

御園生さんはマハタ4尾を釣り上げ竿頭に(松栄丸で)
御園生さんはマハタ4尾を釣り上げ竿頭に(松栄丸で)

 外房・大原沖でマハタが釣れている。大原港の報知指定・松栄丸では2月22日には5・8キロの大型が上がった。マハタは数ある根魚の中でも最高級にランクされる魚で刺し身、鍋、焼きなどにすると絶品だ。また、イワシを餌にしているのでヒラメやヒラマサ、ワラサ、キントキ、カサゴ、アカヤガラなど交じる魚も高級魚ばかりなので、楽しい釣りができる。

浮上するマハタ
浮上するマハタ

 御園生さん1.8キロ頭に4尾!

ヒラマサを釣った御園生さん
ヒラマサを釣った御園生さん

 釣行前にインターネットでマハタの価格を検索すると東京・豊洲市場の卸売り価格で1キロあたり3640円(2023年1月の平均値)だった。そんな高級魚を狙って大原港を出発。釣り場まで約40分の航程では気持ちが高まる。水深は約70メートル。「魚礁周りですよ。根掛かりしますから、底から2~3メートルはすぐ巻いてください」。中井一也船長のアナウンスで釣りを開始した。

マハタを釣り上げた白木さん
マハタを釣り上げた白木さん

 取材した2月24日は食いが好調だった。最初にマハタを釣りあげたのは右舷前方の千葉・一宮町の御園生彰さん(74)。「底から3メートル上げて待ってたら食いましたよ」という。この日は最大1・8キロを頭にマハタ4尾、ヒラマサも仕留めた。

マハタを釣り上げた笠松さん
マハタを釣り上げた笠松さん

 左舷後方、松戸市の笠松勇也さん(40)は終盤に1キロほどのマハタを釣り上げた。子どものころから始め釣り歴は30年を誇るが、マハタを釣ったのは初めて。「下から2メートル50センチ(のタナ)で食いました」と会心の笑顔。その後もマハタが次々に釣れた。千葉市の白木義尚さん(58)は3尾、白木さんと同行の阿藤孝志さん(48)は1尾上げた。

船上カメラマンが釣った170センチのアカヤガラ
船上カメラマンが釣った170センチのアカヤガラ

 船上カメラマンの竿にもイワシが逃げ回る様子が伝わる。竿先がブルブルと揺れ、何かに追われているのがはっきりと分かる。最初に釣れたのは30センチ超のアヤメカサゴ。鮮魚店で1キロ2000円程度のおいしい魚だ。次に上がったのは、全長170センチもあるアカヤガラだった。都内の鮮魚店にはなかなか出回らないが刺し身が絶品だ。1キロあたり1361円(2023年1月、豊洲市場)の高級魚だという。

船上カメラマンが釣ったキントキ
船上カメラマンが釣ったキントキ

 大原沖ではマハタが順調に食っている。2月22日には市原市の木村哲夫さんが、今季最大の5・8キロを上げた。中井船長は「マハタは魚礁付近にいます。餌のイワシが落ちてくるとすぐ食べに来る。ポイントを移動して、船が止まったらすぐに投入すれば釣れる確率は上がりますよ」とアドバイスする。

御園生さんが釣ったマハタ4尾
御園生さんが釣ったマハタ4尾

 同所でマハタ釣りができるのは「規定で生き餌が使えるゴールデンウィークまで」(中井船長)。釣り人しか味わえない魚がゲットできるのも、この釣りの魅力の一つ。これから春めく海。高級魚を釣りにいってはいかが?(ペン&カメラ・越川 亘)

マハタを釣り上げた阿藤さん
マハタを釣り上げた阿藤さん

 

◆めも マハタ釣りの近況、乗合船は大原港松栄丸(TEL0470・62・0571、HPはQRコード参照)。乗合船は午前4時集合。料金は氷、餌付きで1万2000円。レンタルタックルあり。港に駐車場あり。

 以下の船宿からも乗合船がでる。

 外川港大盛丸(TEL0479・23・3362)

 洲崎港第2美吉丸(TEL090・7008・0802)

御園生さんはマハタ4尾を釣り上げ竿頭に(松栄丸で)
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ヒラマサを釣った御園生さん
マハタを釣り上げた白木さん
マハタを釣り上げた笠松さん
船上カメラマンが釣った170センチのアカヤガラ
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