松田詩野2回戦1位で準々決勝へ「自分に必要なのは優勝」 サーフィン日向プロ

スポーツ報知
松田詩野

◆サーフィン ホワイトバッファロー 日向プロQS3000第3日(4日、宮崎・日向市お倉ケ浜海岸)

 女子2回戦が行われ、2大会連続優勝を目指す松田詩野は2組首位で準々決勝進出を決めた。大会3日目にして初めての試合は、1本目で4・00点を出す順調な滑り出し。「前の組もトップスコアで4点台だったので、試合が進めやすくなった」と、3本目にも3・30点を出して主導権を握り逃げ切った。

 大会前は2月23日まで3週間ほどハワイで過ごした。「毎日パワーのある波に乗れた。トータルで成長を感じられた」期間で、肩周り、太もも周りはスエットスーツの上からでも分かるほどサイズアップ。「ハワイに行くと毎年大きくなって帰ってくる」と笑い、小さい波のサイズに合わせるために「この大会前は食べ過ぎないようにして、なるべく動きやすい体作りを意識した」という。

 昨年4月の右肩手術から復活、復調を目指す2023年は、1月にフィリピンで行われたラウニオン国際(QS3000)で優勝し幸先のいいスタートを切った。日本国内でのQS開催は貴重な機会。「ちょっと雰囲気や気持ちが(海外と)違うけれど、そこで流されないように。自分に必要なのは優勝。そこは意識していきたい」と集中して臨む。

 ◆チャンピオンシップツアー(CT)への道 CTは男子36人、女子18人で争う。シーズン中盤にある男子23位、女子11位以下は残り試合に出場できなくなる「ミドルカット」で残った選手は、来年のCT参戦が確定する。その他の選手は毎年8月から始まるチャレンジャーシリーズ(CS)全7戦に参加し、獲得ポイントで男子は上位10人、女子は上位5位が翌年のCT出場資格を得られる。CS出場は各地域で開催されるクオリファイシリーズ(QS)の上位者で、日本が含まれるアジア枠は男子上位5人、女子上位3人とワイルドカード男女1人ずつがCS出場資格を得る。QSは優勝獲得ポイントで3つのグレード(1000、3000、5000)に分かれている。

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