【巨人】松田宣浩、今キャンプ初の一塁ノック…中島離脱で志願「誰かがやらないといけない」

スポーツ報知
ファーストミットを使用し、一塁の守備位置でノックを受ける松田宣浩(後方は増田陸)(カメラ・相川 和寛)

 ソフトバンクから巨人に加入した松田宣浩内野手(39)が3日、今キャンプ初めて一塁に就いてノックを受けた。2日の紅白戦で一塁手の中島が右手死球で交代し、右母指末節骨骨折と診断されて戦線離脱が決定。三塁が主戦場のマッチは「(一塁が中田翔の)一人になる。誰かがやらないといけない」と志願した。

 球団公式マスコット「ジャビット」が刺しゅうされた「僕の魂がこもったオリジナルグローブ」というファーストミットを手に、サブ球場に登場。大きな声を張り上げ、白球を追った。「急にやってできないというよりか、一回やるといろいろ覚えられることもたくさんある」。オプションの一つとして適性を示した。

 ソフトバンクに在籍していた昨年は一塁手として19試合に出場している。川相総合コーチは「チーム状況を把握した上でちょっと練習しておこうと。長年の経験でにおいをかぎつけるんじゃないですか。自分の置かれている立場も」とベテランの貪欲な姿勢を評価。「ありがたいですね」と感謝の気持ちも言葉にした。

 2月1日のキャンプインから、唯一無二の盛り上げ隊長としてチームの雰囲気を明るくしている39歳。2月26日・DeNA戦では左中間を破る2点適時三塁打を放ち、勝利に貢献した。「どこかで出られたらありがたい。『いってくれ!』と言われたところでいくだけ」と熱男。今後の一塁起用の可能性を問われた原監督は「あり得る」と話した。(中野 雄太)

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