松風理咲、声色高く将軍目指します 「冨永愛さんの威厳がすごくかっこいい」 NHK「大奥」に7日から登場 

「趣味は推理小説を読むこと」と語った松風理咲(カメラ・清水 武)
「趣味は推理小説を読むこと」と語った松風理咲(カメラ・清水 武)

 女優の松風理咲(りさき、22)が、NHKで放送中の連続ドラマ「大奥」(火曜・後10時)に7日から出演する。よしながふみ氏の同名漫画が原作。若い男子のみが感染する伝染病がまん延し、江戸幕府の将軍職が女子に引き継がれた男女逆転の世界を描く。

 時代劇の連続ドラマは初挑戦となる松風が演じるのは、冨永愛(40)ふんする8代将軍・吉宗の次女・宗武役。三浦透子(26)演じる長女・家重に対し、次期将軍候補としてライバル心を抱く役柄だ。

 撮影前に原作漫画を読み「役名は男性だけど、性別は女性に置き換えられているのがまず斬新だなと。性別を超えた人間模様が面白くてキャラクターが魅力的で、今までにない挑戦になると思いました」と自然と胸が高鳴った。

 現場では、女優陣との“競演”に「名だたる方々とご一緒できるのがうれしかった。女性ならではのパワーや芯の強さを感じました。中でも冨永さんの放つ威厳がものすごくかっこよくて。私も品格ある女性になりたいと思いました」と刺激を受けた。

 本作の宗武は、14歳の才色兼備な役柄。実年齢とは8歳離れており「若く見せるため地声より高めの声色を意識した」といい、「将軍様(吉宗)の前では優等生だけど、姉への対抗心は静かに燃やさないといけない。さじ加減が難しかった」と繊細な表現に挑んだ。

 今年で女優デビュー8年目。NHKの連続時代劇に出演したことで、以前から目標だった「大河ドラマ出演」への思いは一層強くなった。家族の影響で、中学1年から乗馬に親しんでおり「何度も落馬も経験していて恐怖心は克服済み。今回のような女性が中心の作品で、馬に乗る快活な役を演じたい」と掲げた。(奥津 友希乃)

 ◆オリ姫です!由伸頑張れ!

 〇…私生活では、プロ野球・オリックスの大ファン。WBC開幕も心待ちにしており、6日には京セラドーム大阪で強化試合(日本代表対阪神)を観戦予定。「山本由伸投手の活躍に注目しています。オリックスの代表選手の皆さんには、パ・リーグ3連覇に弾みがつく活躍を期待したいです」と熱烈エールを送った。

 ◆松風 理咲(まつかぜ・りさき)2001年1月17日、岐阜県生まれ。22歳。14年にスカウトされ芸能界入り。16年、テレビ朝日系ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」で本格女優デビュー。17年に「トモシビ 銚子電鉄6・4kmの軌跡」で映画初主演。身長153センチ、血液型B。

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