大阪桐蔭・西谷浩一監督がセンバツ連覇へ健闘誓う 母校・関大で講演

母校の関大で講演した大阪桐蔭・西谷浩一監督
母校の関大で講演した大阪桐蔭・西谷浩一監督

 大阪桐蔭野球部の西谷浩一監督が3日、大阪・吹田市の母校・関大で講演を行った。監督歴代最多の春夏通算8度の甲子園優勝を誇る名将は、体育会系部員ら集まった約250人を前に「最後の最後は人間力。人が左右する。どんなスポーツでも勉強でも、最後の最後は人間」と強調。4年時には野球部主将を務めており「学歌を聞いて胸が熱くなった」と感慨深げで、現役学生へ「今この時間は輝かしい。どうか一日一日を大切に。(コロナ禍で制限された)何年か分を取り戻す1年に」と呼び掛けた。

 また、先輩OBや大学関係者に向けては、春甲子園2連覇がかかるセンバツ大会(18日から甲子園)に触れ「勝ちますと言いたいですが、簡単ではない。関大の皆様にいい報告ができるように、頑張ります」と健闘を誓った。

 この日は第31回「大島鎌吉スポーツ文化賞」受賞者として授与式に出席。同賞は関大OBで1932年ロサンゼルス五輪・陸上三段跳び銅メダリスト、64年東京五輪日本選手団団長の大島鎌吉氏の偉業を偲び、大学が88年に創設した文化表彰制度。受賞者を代表して西谷監督が記念講演を行った。

 ◆西谷浩一(にしたに・こういち)1969年9月12日、兵庫・宝塚市生まれ。53歳。現役時は捕手。報徳学園から関大へ進み、3年春に全国大学選手権準優勝。4年時に主将。93年から大阪桐蔭コーチ。98年秋から監督に就任し、甲子園で2008年夏、12年春夏、14年夏、17年春、18年春夏、22年春と監督最多の8度優勝。社会科教諭。家族は妻と2女。

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