ギャラクシー賞受賞作品ミュージカル『流れる雲よ』の続編映画、奇跡と感動ストーリー
映画『消せない約束』(大窪一通監督、2024年公開予定)の宮古島での撮影がスタートし、主演を務める俳優・藤嶋翔大と上坂英俊、つちやかおりらが撮影3日目となる1日に、宮古島市平良東仲宗根にある民家などでの撮影シーンに挑んだ。
この作品は、第38回ギャラクシー賞奨励賞受賞作品を原作としたミュージカル『流れる雲よ』の続編で、演劇集団アトリエッジが23年間全国で上演してきた草部文子脚本のベストセラー特攻隊ミュージカルのアナザーストーリー。日本が数日後に敗戦すると分かっていながら特攻隊員として海に散った主人公の坂本光太郎が時空を超えて今の沖縄に流れ着き、もう1人の主人公である現代の若者・中原正矢と出会い、戦争のない世界の幸せ、平和、日本人としての誇りと大切なものなどを改めて知るという、奇跡と感動のストーリーだ。
坂本役の藤嶋は「最初、記憶をなくして沖縄で生活するのですが、その時はたくさんの自然を楽しむように、そして、いよいよ自分が光太郎と分かってからは、現代の沖縄の人たちが今、笑顔で過ごしているのをとても嬉しい気持ちで見ている、そういった表情を意識しながら演じています」とコメント。映画のオープニングとなる海に流れ着くシーンは、褌(ふんどし)で波打ち際に倒れている姿をドローンを使って長時間かけて撮影し、藤嶋は「口の中まで波が入って大変でした」と熱演を振り返った。中原役の上坂も役作りに集中して撮影に臨んでいる。
宮古島の変わりやすい天候の中での撮影のため、天気待ちの時間もあって撮影は連日、早朝から夜遅くまで。地元の母親役として出演するつちやは「沖縄の言葉の発音が難しくて、ニュアンスとかイントネーション、沖縄独特の所作などを地元スタッフの方々に教えていただいたりして本当に助かっています」と充実の笑顔。今回、草部文子として脚本を書き下ろしたプロデューサーの奈美木映里は「平和で美しい海に囲まれ、人間の愚かさといとおしさを感じながら、日々撮影に臨んでいます」と話した。
宮古島での撮影は3月6日まで。映画はカンヌ国際映画祭などでの上映も予定されている。