「サッカーができることが幸せ」J2藤枝の大型ボランチ金浦真樹が開幕3連勝を呼び込む

スポーツ報知
紅白戦でアンデルソン(左)をマークする藤枝・金村

 J2藤枝MYFCは4日、ホームの藤枝総合運動公園サッカー場でブラウブリッツ秋田を迎え撃つ。180センチ台の大型FWがそろう相手だが、「空中戦で負けない」と186センチの長身ボランチ金浦真樹(23)が出番を見据えた。

 大阪出身で、立正大から昨季加入し、4月17日の富山戦でプロデビューした。しかし計4試合に途中出場も、7月の練習で右肩を脱臼。手術を受けて全治6か月と診断された。チームが快進撃を見せた後半戦は、リハビリと別メニュー調整。最終節の長野戦でJ2昇格が決まったときは「来年はあのピッチに立ちたい! と思いました」

 1月から完全合流。「休んでいる時間が長かった。今はサッカーができるだけで幸せ」と練習に打ち込み、2月18日の開幕戦では、1点リードの後半41分に途中出場。DFラインを引き締めて3―2の勝利に貢献した。25日のホーム開幕戦も終盤にピッチに立ち「緊張せずにプレーできました」と手応えを感じている。

 2日に行われた紅白戦ではゴール前で体を投げ出し、主力組の強烈なシュートをブロック。気迫をのぞかせた。「試合にからみたい」と出番に飢えた背番号42が、チームの開幕3連勝に貢献する。

(里見 祐司)

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