日本ハムは1日、新球場「エスコンフィールド北海道」で初練習を行った。約3時間、ノックや打撃練習で試運転。札幌ドームに比べてフェンスの高さが半分以下となり、新庄剛志監督(51)は「最低でも(チームで年間本塁打)260本打ってほしい」と2004年の巨人(259本)を上回る、シーズン歴代最多本塁打の更新を求めた。
待望の一日だった。黒を基調とした会見場で無数のフラッシュを浴びた新庄監督は「世界一の球場。僕しかこの球場に似合わない」。外野フェンス最上部のラバーや芝生の長さを入念に確認し、2日の紅白戦に備えた。
「空中戦」に持ち込む。指揮官は「12球団で一番狭いんじゃないかな」。札幌ドームの両翼100メートルに対し、エスコンは左翼97メートルで右翼99メートル。フェンスの高さは旧本拠地の5・75メートルに対して、大部分が約2・8メートルと半分以下となった。
フリー打撃でバックスクリーンに放り込んだ清宮は「びっくりしたっす。え、今ので入るの?って感じでした」。昨季のチーム本塁打100本はリーグ4位で、総得点の463点は同ワースト。新庄ハムが、新本拠地で“新ビッグバン打線”を築く。(内田 拓希)