◆オープン戦 日本ハム5-4楽天(25日、名護)
楽天の新助っ人、マニー・バニュエロス投手(31)が25日、日本ハムとのオープン戦(名護)に来日初戦発。2回3安打1失点ながら最速151キロをマークするなど、開幕ローテ候補は順調な仕上がり具合を示した。
強風が吹き荒れる悪条件の中でのマウンド。「風で少し寒さもあったんですけど、ただそこは忘れて自分のピッチングにフォーカス(集中)できた」と集中力を途切れさせなかった。
初回は甘く入った直球を狙われ、3長短打で失点したが、すぐさま修正した。「初回に関してはアグレッシブに、ストライクゾーンの中で(勝負を)やりたいと思ったのでそれが甘いところに入って打たれたが、2イニング目はしっかりアジャストできた」。この言葉通り、2回は加藤をスライダーで二ゴロ、上川畑にはカットボールで左飛、伏見はスライダーで三ゴロに料理した。
テンポ良く投げ込む左腕に石井監督は「腕も振れていたし、(打者との)間合いとかもいい感じだったので、このまま調整を続けてくれれば」と目を細めれば、左腕も「まだまだ初登板だったので、ここから間違いなく上がっていく」とパフォーマンス向上を約束した。(長井 毅)