◇練習試合(23日・コザ) 広島0-1楽天
楽天・岸孝之投手(38)が23日、練習試合・広島戦で今季初の実戦登板。2回2安打無失点と上々の滑り出しを見せた右腕は「打者に対して投げることが初めてということもあって、ストライクが入るか、不安な部分があったので、無事に終わってホッとしています」と安どの表情で振り返った。
先発の田中将の2番手で3回からマウンドに上がると、矢野、西川、野間を3者凡退斬り。4回は2死二、三塁のピンチを招くも、大盛を高めの直球で三邪飛に仕留めた。最速は137キロだったが、スピードガンの表示以上にキレがあり、35球中ボールはわずか5球と持ち前の制球力も健在だった。
次回登板に向けて「試合で球数だったりイニングだったり、打者との対戦を増やしていくのが一番だと思うので、それを重ねていきたい」。17年目の大ベテランが試運転を終えて開幕へと歩を進める。
(長井 毅)
〇…辛島は5回から3番手で今季初の実戦登板。2回1安打無失点に抑えた左腕は「無事に終わってよかった。球が高くいったりとかもあったので、今後はもっと低く投げられるようにしたい」と収穫と反省を口にした。