◇練習試合(22日・北谷) 中日6-9楽天
楽天・黒川史陽内野手(21)が22日、中日との練習試合(北谷)に「9番・二塁」で先発し、決勝打を含む4打数4安打3打点。「この感じでアピールして目立てるようにしたい」と初の開幕1軍を見据えた。
黒川のバットが“打ち出の小づち”と化した。2回に右前打を放つと、4回に左前打。4―5の5回2死満塁の絶好機ではインハイの直球を右前に運ぶ逆転2点打で勝利に導いた。9回の左前適時打も合わせ4安打の固め打ち。「真っすぐを一発で仕留められてよかった」と充実感を漂わせた。
オフは食生活も見直し、白米を摂取し過ぎないように調整。17%あった体脂肪率は12・5~13%をキープし「体が軽くなった」。体にキレが生まれたことが好調の要因。実戦7試合で25打数13安打で打率5割2分、1本塁打、9打点の大暴れだ。高卒4年目のホープが“無双状態”に入った。
(長井 毅)