宝塚歌劇月組・七城雅が「応天の門」で新人公演初主演「皆様の心に寄り添える舞台人になれるように」

スポーツ報知
宝塚歌劇月組「応天の門」新人公演を終え、舞台上で会見した七城雅(右)と羽音みか

 宝塚歌劇月組「応天の門―若き日の菅原道真の事―」の新人公演が20日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。

 “学問の神様”菅原道真が明晰な頭脳と推理力を生かして平安京の怪事件を斬る和風サスペンス。道真役には2019年入団で今春で5年目に入る七城雅(ななしろ・みやび)が新人公演初主演を務めた。

 カーテンコールで七城は「作品の中でもあるように、巡り会った仲間から理解の仕方などを学び成長することが、今を生きる私たちにとっても大切なことだと実感できました。皆様の心に寄り添える舞台人になれるように精進してまいりたい」と、あいさつした。

 笑顔が光るベビーフェイスが若き道真によく似合う。「ライトが強くて、銀橋の0番(センター)に立てているのかどうかも分からなかった」と苦笑して振り返ったが、冷静沈着な役柄通り、落ち着いた演技を披露。本役のトップスター・月城かなとからは「自信を持ってやっていいよ。いってらっしゃい!」と言葉をかけられたといい「うれしく、力になりました」と感激した。

 第105期生では初の主演。「他の組の同期も活躍している中で、責任のあること。同期に力をもらいながら、私もパワーを届けらるよう、これからも頑張りたい」と話した。

 道真をバックアップする渡来品店の女店主・昭姫は今作が初ヒロインの第103期生・羽音(はおん)みか。道真を「坊ちゃん」扱いするお姉さんの役どころを、七城より2期先輩らしく堂々と演じた。「とても緊張しましたが、今までお稽古したことを意識しながらできた」と安どの表情。今春で7年目に入る最上級生の立場でもあり「責任重大で、お稽古が始まるまではみんなを引っ張らなければいけないし、ヒロインも務めなきゃと思っていたのですが、七城を始め下級生に助けてもらっている自分がいました」と仲間に感謝した。

 東京宝塚劇場での新人公演は4月6日。

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