【楽天】黒川史陽が満塁弾で猛アピール ソフトバンク・中村晃との自主トレで意識改革「今日みたいなバッティングをずっとしたい」

黒川史陽
黒川史陽

◆練習試合 楽天11―5DeNA(21日・宜野湾)

 高卒4年目の楽天・黒川史陽内野手が満塁弾を放ち猛アピール。昨年のオフから弟子入りしたソフトバンク・中村晃内野手との自主トレで意識改革を行い、今季のブレイクを予感させた。

 5点リードの5回2死満塁、4回から守備に就き途中出場していた黒川は内角の直球を右翼へたたき返す会心の一打を放った。会場の熱を一気に上げた黒川。「真っすぐを一発で仕留められたのは今年1年間やっていくなかで1番大事なことだと思う。今日みたいなバッティングがずっとできたらいいな」と笑顔で振り返った。

 「野球に対する姿勢や何事にも全力で取り組む姿を見て一流だと思った」とオフには中村組に新加入。野球へ真摯に取り組むことはもちろん、メンタル面や下半身の強化を目標に取り組んだ。「何事もバランスよく」と食事内容をガラッと変え、体脂肪を減らし筋肉量を増やすよう意識。打撃や守備でも下半身の動きを重要視し、上半身が力みやすいことからウエイトトレーニングで筋力の増加を図った。

 12日から始まった練習試合では6試合に出場し、5試合で9安打を放っている。この日から浅村や阿部など主力選手が出場したが「先輩をあまり意識せずに自分のやれることをやっていきたい」とキッパリ。第1クールでは「技術も気持ちもキャンプ中に鍛えられたらいい」と話しており、着実に成果を出し始めている。

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