順大の箱根駅伝Vメンバーで仙台育英高元監督の清野純一氏が帝京科学大女子駅伝チーム監督に就任へ

帝京科学大女子駅伝チームの新監督に就任することが決まった順大OBの清野純一氏
帝京科学大女子駅伝チームの新監督に就任することが決まった順大OBの清野純一氏

 帝京科学大女子駅伝チームの新監督として、順大OBで宮城・仙台育英高元監督の清野純一氏(38)が3月1日付けで就任することが21日、分かった。

 清野氏は仙台育英高2年時の2001年全国高校駅伝、順大4年時の2007年箱根駅伝の優勝メンバー。順大卒業後、2008年から12年まで母校の仙台育英高で監督、2014年から18年まで積水化学のコーチを務めた。その後、セキスイハイムの営業マンとして活躍した。2018年に創部した帝京科学大は全日本大学女子駅伝初出場を目指して強化を図るため、選手と指導者として実績があり、さらに陸上以外でもビジネスマンとしての経験も持つ清野氏を監督に招へいすることを決めた。

 帝京科学大は東京・足立区に400メートルトラック、選手寮などを完備。ロード走などができる荒川河川敷も近い。「練習に適した環境は整っています。1年でも早く全日本大学女子駅伝に初出場できるように選手と共に頑張っていきます」と清野氏は意欲的に話す。

 清野氏は、現時点で順大最後の箱根駅伝優勝メンバーのひとりで6区を駆けた。同期には「初代・山の神」と呼ばれた今井正人(トヨタ自動車九州)、順大の長門俊介監督らがいる。「今井はMGC(パリ五輪マラソン日本代表選考会)の出場権を獲得して、まだ現役ランナーとして頑張っています。長門も監督として存在感を示しています。私も彼らに負けずに帝京科学大で努力していきます」と「清野新監督」は力強く所信表明した。

 ◆清野 純一(せいの・じゅんいち)1984年10月11日、宮城・蔵王町生まれ。38歳。仙台育英高時代は3年連続で全国高校駅伝に出場し、1年7区3位、2年3区4位、3年4区5位。チームは2位、優勝、6位。2003年に順大入学。箱根駅伝は2年4区17位、3年10区10位、4年6区8位。4年時は優勝を飾った。2007年に卒業し、仙台育英のコーチに。08年に監督に昇格し、12年まで務めた。14年から18年まで積水化学女子チームのコーチ。18年からセキスイハイムの営業マンとして社業に尽力した。

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