信桜空、青梅マラソンで2週連続優勝も目標タイム届かず「うれしいより悔しい気持ちの方が大きい」

スポーツ報知
女子10キロの部で優勝した信桜空

◆報知新聞社主催 第55回記念青梅マラソン(19日、東京・青梅市 日本陸連公認コース)

 女子10キロ40歳未満は信桜空(しのざくら・そら、21)=パナソニック=が33分53秒で制した。(曇り、9・8度、湿度50%、北東の風1・7メートル=スタート時)

 トップでゴールした信桜に、笑顔は咲かなかった。12日の全日本実業団ハーフマラソン女子10キロの部に続く2週連続の栄冠。スタートから先頭を走り切ったが、「1週前が33分9秒だから、目標は33分切り。タイムが全然届かなくて、うれしいより悔しい気持ちの方が大きい」と淡々と話した。

 中学1年で陸上と出会った。当時は短距離の練習をしたが、「50メートル走は8秒台と遅いから」と渋々中長距離に転向。「長い距離が好きではなくて、嫌々やっていた」と思い返す。今でも苦しい時はあるが、心の支えは人気グループ・なにわ男子。レース前に「全曲好きだから、ランダムで」と必ず聴いている。この日は「Timeless Love」に力をもらった。

 将来は「陸上を辞めるまでに、日の丸をつけて走りたい」と掲げた。青梅路から世界に飛び立つ。(宮下 京香)

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