元SMAPでオートレーサーの森且行(49)=川口・25期=が19日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜・午後11時)に出演。大ケガからの完全復活を誓った。
放送日が49歳の誕生日だった森は2021年1月24日、飯塚オートでの落車事故で骨盤などを負傷。それ以降、2月15日から川口オートで行われるレースでの実戦復帰を目指し、治療とリハビリをこなす日々を送ってきた。
事故直後は生死の境をさまよい、全身に体を支えるボルトを24本埋め込み、下半身は50%以上麻痺していたが、昨年1月には5度目の4時間に及んだ手術で腰のボルトを摘出した。昨年3月にはレース場へ。筋力、体幹強化を中心に毎日3時間のリハビリに励んだ。
「自分の納得のいく走りができなかった時は、その時は引退なのかなというのは頭にあるんです。ただ、諦めてはないんだけど、体がついてこないんだよ」とこぼす場面も。
それでも、「やっぱり年のせいにしたくないから、リハビリとかもすごい頑張ってるし、なんか限界って言葉は使いたくないけど、限界を迎えるのかもしれないから不安は不安ですね」とも話した。
49歳の誕生日の5日前、レース場で森は「何とかして復帰はしないと。ただ、ちょっと時間がかかり過ぎてるから、焦りも自分の中で正直あったり、心が折れそうな時もあるけど、やっぱりレース場に入っちぇば、集中して練習してると、楽しくなってくるんで、もう少し時間はかかるのかな」と話すと「僕の人生ですね。ないと困っちゃう、オートレースが」と続け、あくまで前を向いていた。
森は昨年12月28日、SG「スーパースター王座決定戦」を開催中の川口オートレース場の場内イベントホールに登場。集まったファンの前でトークショーを行った際、「この前の練習参加(19~22日、川口)では復帰に向けてスピードを出して乗ったので、本当にきつかったです。骨折した左足の可動域がないので、もう大変でした。体重も3キロ落ちてしまいました」と報告。
「2月15日に復帰したいと言っていましたが、もしかしたら延ばすかもしれません。復帰するだけでなく、勝てる自信がついてから復帰したいですね。もう2年近く休んでいるので、焦らず、納得がいったら出たいです」と、カムバックを約束していた。