アジア室内陸上(10~12日、アスタナ・カザフスタン)男子3000メートルで銀メダルを獲得した駒大の佐藤圭汰(1年)が14日、羽田空港着の航空便で帰国した。初のシニア国際大会で結果を残したが「中盤に下降してしまって、課題であるラストの切り替えができなかった。1位の選手に競り負けたことが本当に悔しかった」と満足はしなかった。
屋外シーズンは5000メートル中心で、スピード力をつけるために1500メートルにも出場する意向だ。大迫傑(ナイキ)の持つ5000メートルの日本記録(13分8秒40)の塗り替えも狙う19歳は「順大の三浦(龍司、3年)さんも3000メートル障害で大学2年生の時に日本新を出しているので、自分も大学2年には出したいと思っている。今年しっかり狙っていきたい」と力を込めた。
駒大は現在、田沢廉(4年)、鈴木芽吹(3年)、篠原倖太朗(2年)ら各学年のエースが米ニューメキシコ州アルバカーキで大八木弘明監督の指導を受けながら強化合宿を行っている。佐藤は今大会出場のため参加はせず、合流もないと説明した。今後は国内でチームの選抜合宿に参加し、約1か月後に米コロラド州ボルダ―の「オン・アスレチッククラブ」で、練習に参加する予定。「世界トップレベルの選手が何人もおられるチームなので、自分との差を知りたい」と気を引き締めた。