2月12日の東京5R・3歳未勝利戦(芝1800メートル=16頭立て)は、1番人気に支持されたオールマイデイズ(牡、美浦・木村哲也厩舎、父リアルスティール)が、デビュー3戦目で初勝利を飾った。20、21年のアルゼンチン共和国杯など重賞4勝を挙げているオーソリティを半兄にもつ血統馬。勝ち時計は1分47秒8(良)。
内の3番枠から好スタートを決めて、道中は好位3、4番手で運んだ。直線でゴーサインを出すと、徐々に加速して逃げ粘るスペルキャスター(3着、横山和生騎手)をかわして、最後は追い上げてきたアサカラキング(2着、石川裕紀人騎手)に1馬身1/4差をつけて振り切った。
クリストフ・ルメール騎手は「馬はまだ緩かったけど、今日はいいスタートを切れた。いいポジションを取れて、じりじりと伸びてくれた。(距離は)2000メートルでも大丈夫です」と、白星を振り返った。
半兄オーソリティも管理した木村調教師は「(中2週の)きついローテで使わせてもらいましたが、よく耐えて頑張ってくれました。成長を期待しながら、育んでいければと思います」と、勝利の喜びをかみ締めた。