NHK大河「どうする家康」妖艶くノ一登場! ダメダメ松潤の男気にSNS大盛り上がり…第6回見どころ

悩みに悩む徳川家康(松本潤)
悩みに悩む徳川家康(松本潤)

 嵐の松本潤が江戸幕府初代将軍・徳川家康を演じるNHK大河「どうする家康」(日曜・後8時)の第6回「続・瀬名奪還作戦」(12日放送)で、家康(現時点では元康)が引き続き、妻・瀬名(有村架純)を取り戻そうと試みる。

 家康は織田信長(岡田准一)と同盟を結んでいるものの、今もなお今川領・駿府(現静岡市)から出られない瀬名。家康は本多正信(松山ケンイチ)と服部半蔵(山田孝之)に救出を頼むも、第1弾は失敗に。今度は今川家臣・鵜殿長照(野間口徹)を生け捕りにして、捕虜の交換という策を練る。城を攻め落としても、焼き落としても鵜殿が死ぬ可能性がある。そもそも戦に勝てる保証もない。途方もないミッションに“どうする半蔵”と言いたくなる。

 公式サイトでの予告動画では、美人忍者が登場。妖艶な髪形と雰囲気の女大鼠(松本まりか)にSNSでは「面白くなってきたなぁ」「好み過ぎて洗い物する手が止まった」と楽しみにする声が続出する。前作の「鎌倉殿の13人」では、暗殺のスペシャリストだった善児の弟子・トウが人気だったのを思い起こさせる。番組関係者によると、女大鼠は「今作オリジナルの人物です」とのこと。

 前週第5回「瀬名奪還作戦」(5日放送)では、2人の重臣・正信と半蔵が初登場した。正信は、家康がかなりの信頼を置いたとされる知将。今作では初対面の家康に大金を無心するなど、かなりのクセ者だ。大河「平清盛」(2012年)の主役だった松山が演じるだけに、今後の描かれ方が楽しみになる。半蔵は忍者の伊賀衆を率いる武士。幼少期にアニメ「忍者ハットリくん」で育った記者は個人的に、半蔵本人が忍者だと思っていた。

 そんな正信・半蔵で試みた奪還作戦第1弾は、瀬名の母・巴(真矢ミキ)が情報を漏らして失敗に終わった。今川領からの脱出を両親に相談した瀬名。「今川様を見限ると申されるのですか?」と渋る巴に、夫の関口氏純(渡部篤郎)が返した言葉が印象に残った。「わしらが今川様に見限られておるのじゃ」。心境をうまく表現した言葉があると、行動が理解しやすい。古沢良太氏の脚本になるほどと思わされる

 熱い場面もあった。正信と半蔵の仕事を疑って陰口をたたく家来たちに、ダメダメ家康が真剣な表情で「命懸けで働いておる者を笑うな!」と激怒。ネットでは「松潤さんめっちゃ良かったね」「こんな良い上司なかなかいない」と応援のツイートも相次ぐ。

 前週の平均世帯視聴率は12・9%。テレビ朝日系「ポツンと一軒家」に初黒星を喫した。約10回で起承転結を作る一般的な連続ドラマと違い、一年間放送される大河だけに長期的な視点を持ちたい。武田信玄(阿部寛)、秀吉(ムロツヨシ)ら戦国オールスターらとやり合う前に力をためている時期だと思う。

 (NHK担当・浦本将樹)

※資料率はビデオリサーチ調べ、関東地区

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

芸能

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×