藤井聡太王将「全力尽くす」 羽生善治九段「将棋は奥深いこと」 王将戦第4局前夜祭 

スポーツ報知
「立川こまち」を手に記念撮影に応じる藤井聡太王将(左)と羽生善治九段

 将棋の藤井聡太王将=竜王、王位、叡王、棋聖=に羽生善治九段が挑む第72期王将戦七番勝負第4局が9、10日の両日、東京・立川の「SORANO HOTEL」で指される。8日、両者は対局場検分を行った後、立川市内で前夜祭に出席した。

 第1局から白星、黒星、白星とシリーズ2勝1敗となっている藤井は「明日から第4局となりますが、ここまでの第3局を振り返ると一手一手難しかったのですが、その分充実感もあったかなと思っています。また明日からこれまでの対局を踏まえて良い内容の将棋にできるよう全力を尽くしたいと思っています」と決意表明。王将初防衛へ王手をかけたい一局になる。

 1年ぶりの立川については「立川での一局で王将を獲得でき、いいイメージを持っています」と話した。

 一方、4歳のころから八王子市に住んでおり、実家が八王子だという羽生は「昭和記念公園には何度か来たことはあったのですが、景色、雰囲気も以前とはずいぶん変わったなと思いました」と立川について語った。

 第4局では先手番になる羽生。「将棋というのは長い時間を費やしてもなかなか分かることの出来ない奥深いことなんだなあというようなことも思っています。明日からの対局で今持っている力を出し切って、皆さんに楽しんでいただけるような将棋を指せるようにと思っています」と逆襲を狙う。

 立川原産のうどを抱え、笑顔で記念撮影に応じた2人。明日からまた、盤上で戦う。(瀬戸 花音)

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