【ＤｅＮＡ】ドラ１松尾汐恩、シート打撃で２安打デビュー　まるでアストロズ正捕手マルドナドだ

　ＤｅＮＡのドラフト１位・松尾汐恩捕手（１８）＝大阪桐蔭＝が７日、キャンプ初のシート打撃で２安打を放つ鮮烈デビューを飾った。

　昨年１０月の国体以来の実戦打撃にも動じなかった。京山との対戦では直球を右前へ。三浦との対戦はカットボールを中前へ。「球の強さが高校と違う。しっかり振った結果です」と初のプロ投手との対戦でも、対応力の高さを見せつけた。

　提携先のダイヤモンドバックス傘下から派遣されているマニー・ガルシア特別コーチ（３３）からは「キャッチングも打撃も素晴らしい。（アストロズ捕手の）マーティン・マルドナドに似ている」と絶賛された。昨年まで６年連続リーグチャンピオンシップシリーズに進出する強豪メジャー球団の正捕手と比較されるほどの能力の高さを見せつけた。

　「自然にできているのがすごいところ」と三浦監督も高評価。１１日からは紅白戦が始まる。目標の開幕１軍に向けて、黄金ルーキーが少しずつ階段を上っている。（宮田　和紀）

　◆マーティン・マルドナド（Ｍａｒｔｉｎ　Ｍａｌｄｏｎａｄｏ）１９８６年８月１６日、プエルトリコ生まれ、３６歳。２００４年ドラフト２７巡目でエンゼルス入り。１１年にブルワーズでメジャーデビュー。１３年第３回ＷＢＣプエルトリコ代表。エンゼルス時代の１７年にゴールドグラブ賞、１８年には大谷翔平とバッテリーを組んだ。１９年途中からアストロズでプレーし、２１年は１２５試合、２２年は１１３試合に出場した。１８２センチ、１０４キロ。右投右打。