【巨人】新外国人右腕ロペス、阿部慎之助流でスプリット改良「助言もらい落差グッと出た」

阿部ヘッドコーチ(右)が見守る中、ブルペンで投げ込むロペス
阿部ヘッドコーチ(右)が見守る中、ブルペンで投げ込むロペス

 巨人の新外国人右腕、ヨアン・ロペス投手(30)が7日、阿部流でスプリット改良に成功した。雨のため木の花ドームで行った1軍練習でキャンプ3度目のブルペン入り。「直球に近い形だったスプリットが、(ヘッド兼バッテリーコーチの)阿部さんに『ボールの右側に少し力をかけて投げるといいのでは』と助言をもらい、落ちもグッと出て、いい感じで投げられた」と落差が大きくなり手応えを示した。

 メジャー時代は直球とスライダーが全体の90%以上を占め、チェンジアップが10%程度だった。「日本の野球ではスプリットが非常に有効だと思った」。最速160キロの剛速球とのコンビネーションで低めに沈む球を振らせる投球術を習得するため、オフから挑戦してきた。

 この日は寒さもあって軽めに25球も、速球は140キロ台後半を計測。メジャーで19年にシーズン70登板、通算121試合登板を誇る救援右腕。勝利の方程式入りへ「日本で成功したい」と貪欲な姿勢を見せている。(片岡 優帆)

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