対戦格闘ゲームのプロ選手を選抜するセガ公式大会「バーチャファイターeスポーツ チャレンジカップ シーズン_1【3rd】FINAL」が5日、東京・台東区の浅草橋ヒューリックホールで開催され、予選を勝ち抜いた16選手がトーナメントで対戦。優勝したレオラオ選手と、準優勝のヨゴ選手に日本eスポーツ連合(JeSU)が公認するプロライセンス発行の権利が与えられた。これにより、3月19日に開催される初のプロ大会(優勝賞金100万円)に出場する8人が出そろった。
レオラオ選手は福岡県出身の40歳。4回目となるプロ選抜戦への挑戦で悲願をかなえた。柔道使いのキャラ「日守剛」を自在に操る。「僕は安定して勝てるタイプではないので、今日は運がよかった」とシーズン最終戦でのプロ切符獲得に胸をなでおろした。プロ権をかけた準決勝戦では手数の多い軽量級の「アイリーン」に苦戦を強いられたが逆転勝利。「アイリーンは昔使っていたキャラだったので、何とか対応できました」と笑顔を見せた。「バーチャファイターはどんな行動にもリスクがあるゲーム。相手の行動のリスクを突いていくのが得意なので、そこを見てほしい」と自身の強みを語った。
ヨゴ選手は愛知県出身の34歳。葉隠流柔術を使う忍者「影丸」を操り激戦を勝ち抜いた。3回目の挑戦でのプロ権奪取に「オンライン予選で苦戦して、なかなか決勝トーナメントまでいけなかった」と振り返る。準決勝では優勝候補筆頭のハート様選手との対戦となったが、「事前に対策をしていたので、(攻められても)切り替えながら戦えました」と劇的な逆転勝ちににっこり。「他の人と違うディフェンスには自信があります。バーチャファイターというゲームが面白いと思ってもらえるようなプレーを見せたい」とプロとしての抱負を語った。
今大会でプロ選手が8人出そろったことにより、同作初のプロ大会「バーチャファイターeスポーツ プロチャンピオンシップ 2023」が3月19日に開催されることが青木盛治チーフプロデューサーから正式に発表された。8人を2グループに分けたリーグ戦で行われ、優勝賞金は100万円。準優勝の選手には30万円が贈られる。
【これまでにプロライセンス権が与えられた選手と主な使用キャラ】
・カメレオン選手(パイ)
・びた選手(「ちびたろう」から改名=ジェフリー)
・赤丹しわぽ選手(パイ)
・バルゴ選手(ジャン紅條)
・とんちゃん選手(ジャッキー)
・じゃんぬ選手(ジャッキー)
・レオラオ選手(日守剛)
・ヨゴ選手(影丸)