【広島】末包昇大「愛と情熱の内容の濃いキャンプ」ロングティー打撃でファンの視線を独り占め

スポーツ報知
ロングティー打撃で汗を流す末包昇大。左は藤井彰人ヘッドコーチ (カメラ・馬場 秀則)

 広島の末包昇大外野手が5日、宮崎・日南キャンプ第1クール最終日にファンの視線を独り占めした。

 かごに入った約200球を打ち返す、キャンプ休日前の恒例メニューのロングティー打撃。他の選手が打ち終えても、末包だけは違った。課されたノルマはサク越え。打ち終えた選手を待たせること約5分、ようやく快音を残した打球が左中間フェンスを越えると、スタンドからの大きな拍手に包まれた。

 ハードな練習を終えた後の最後のメニューだっただけに、なかなかクリアできなかった。「いや~本当に疲れている中で『頼むから入ってくれ!』と思っていた。入って良かったです」とファンの歓声に応えるように跳びはねて喜んだ。

 ティー打撃中には、通常かご1つのところ、新井監督と藤井ヘッドが1つ追加していた。末包は「増えてましたね…。(追加する)だろうなとは思いましたけど。監督なりの愛情表現だと思っています」と2かご目に入っても、一心不乱にバットを振り続けた。

 結果的に2かごを打ち終える前にノルマクリアとなったが、指揮官は「放り込んだ? 入ったの? へぇー、頑張ったね。それで終わっていた? ダメやな。そっから先、エンドレスにいかないと」と厳しかった。続けて「彼に求めているものは何?という話。遠くに飛ばせる長打力が彼の一番の魅力。自分の強み、ストロングポイントをどんどん伸ばしていって欲しい」と期待の言葉を向けた。

 1月に憧れの先輩のカブス・鈴木誠也と沖縄市内で行った合同自主トレを経て迎えた2年目のキャンプ。「愛と情熱の内容の濃いキャンプです。バッティングでしっかりと存在感を出せるように、いいように目立っていきたいと思います」と第2クールのさらなるアピールを誓った。

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